■ 第12回「プロ棋士との集い」開催!
7月27日(日)、午後1時より、第12回「プロ棋士との集い」が、飯能市総合福祉センターで開催されました。
まず、開会にあたって、日本棋院「お茶の里」入間支部の佐藤吉男支部長の挨拶がありました。
続いて、日本棋院から来ていただいた安斎伸彰八段の紹介があり、次いで、安斎先生から挨拶をいただきました。
その後、支部長より、安斎先生のほか、本日の指導碁を担当していただく、アマ高段者の紹介がありました。
第12回「プロ棋士との集い」は、指導碁の要望が多くあり、安斎先生の他の指導碁の担当者がアマ強豪の4人になりまりました。
開会式に続いて、安斎伸彰八段の指導碁(5人ずつ2回)と、地元のアマ強豪(3人が2人ずつ2回、1人が2人を1回)の指導碁、その後、大盤解説という流れでした。
「お茶の里」入間支部の高段者による指導碁を担当されたのは、水村忠洋さん、永松憲一さん、佐藤舞さん、そして、わざわざ東北から自宅に帰られていた佐藤翔さんでした。
佐藤翔さんは、指導碁を1回担当してから、安斎先生の指導碁を受けられました。
指導碁の終了後、4時30分頃から、安斎プロの指導碁の大盤解説がありました。取り上げた棋譜は、今回の指導碁で打たれた佐藤翔さんとの3子局です。残念ながら時間が足りなくなり、途中で対局は打ち掛けとなりました。
安斎プロと佐藤翔さんが大盤に石を並べながら、終始なごやかに、分かりやすい解説会になりました。解説も時間が足りなくなり、途中までとなり、安斎プロの力に押され気味でしたが、佐藤翔さんも健闘されました。(なお、詳しい棋譜は、「棋譜──安斎プロと佐藤翔さんとの対局棋譜」をご覧ください)。
そして、プログラムの最後は、恒例のプロ棋士との懇親会です。今回の懇親会は、昨年と同じ飯能第1ホテルの1階にある「和風御膳 旬彩香(ときいろか)」での懇親会で、20名の方が参加されました。
懇親会は、元入間市囲碁連盟会長の永松憲一さんの乾杯の音頭で開始。
安斎プロが参加者の皆さんととても楽しく交流をされ、参加者の皆さんもいろいろな有用な囲碁情報を得ていたようでした。
安斎先生がプロ棋士になってから、『ヒカルの碁』がブームになりましたが、今回新しく始まった囲碁漫画『伍と碁』についても面白く読まれているようでした。『ヒカルの碁』の時は、原作者のほったゆみさんから取材をうけたそうです。『伍と碁』第2巻で、プロ棋士の試合中継でAIの評価値が出ていましたが、まだ、漫画のなかではAIの活用は登場していません。『ヒカルの碁』では、ある意味では、ヒカルを支えている「平安時代の天才棋士・藤原佐為」がAIのような存在です。『伍と碁』は主人公の秋山恒星の成長物語になっていますが、彼の成長の中でAIはどんな働きをするのか、楽しみでもあります。
佐藤舞さんから、第2巻がもう出ていて読みましたという話を聞いて、私もすぐに、AmazonでKindle本を購入しました。
その他、安斎先生からは、世界の囲碁界のいろいろなエピソードも聞くことができ、楽しい2時間でした。
会場を準備していただいた飯能市囲碁連盟(囲碁センター)の皆さまには、大変お世話になりました、あらためてお礼申し上げます。最後までお付き合いいただいた皆さまお疲れ様でした。
とても暑い日でしたが、事故も無く、全てのプログラムが無事終了し、午後7時半には解散となりました。(塚)