■ 第11回「プロ棋士との集い」開催!

10月27日(日)、午後1時より、第11回「プロ棋士との集い」が、飯能市総合福祉センターで開催されました。
まず、開会にあたって、日本棋院「お茶の里」入間支部の佐藤吉男支部長の挨拶がありました。続いて、日本棋院から来ていただいた安斎伸彰八段の紹介があり、次いで、安斎先生から挨拶をいただきました。

その後、支部長より、安斎先生のほか、本日の指導碁を担当していただく、アマ高段者の紹介がありました。
第11回「プロ棋士との集い」は、第10回「プロ棋士の集い」と同じく依然としてコロナ禍が完全に終息していない中、参加者はマスクをして対局や観戦をしていました。
会のプログラムは、開会式に続いて、安斎伸彰八段の指導碁(5人ずつ2回)と、地元のアマ強豪(2人が2人ずつ2回)の指導碁、その後、大盤解説という流れでした。

「お茶の里」入間支部の高段者による指導碁を担当されたのは、水村忠洋さん、佐藤舞さんでした。


指導碁の終了後、4時30分頃から、安斎プロの指導碁の大盤解説がありました。取り上げた棋譜は、今回の指導碁で打たれた森長宏紀さんとの2子局です。前回は、3子局でしたが、森長さん優勢の中で終局となったので、今回は、2子局で挑戦でした。

安斎プロと森長さんが大盤に石を並べながら、終始なごやかに、分かりやすい解説会になりました。2子局ともなると安斎プロも意識して打たれ、森長さんも健闘されましたが、残念ながら、今回は森長宏紀さんの投了となりました。(なお、詳しい棋譜は、「棋譜──安斎プロと森長宏紀さんとの対局棋譜」をご覧ください)。

そして、プログラムの最後は、恒例のプロ棋士との懇親会です。今回の懇親会は、昨年と同じ飯能第1ホテルの1階にある「和風御膳 旬彩香(ときいろか)」での懇親会で、18名の方が参加されました。

懇親会は、片平「お茶の里」入間支部会員の乾杯の音頭で開始。
安斎プロが参加者の皆さんととても楽しく交流をされ、参加者の皆さんもいろいろな有用な囲碁情報を得ていたようでした。

途中、佐藤支部長より、『遼遠に翔ぶ 一力遼打ち碁集』 (マイナビ囲碁BOOKS/2024.6.13)という本の紹介と、その中にある「宋光復門下の一番弟子」という「RICKY MEMO」という記事の紹介がありました。以下は、その引用です。
<安斎さんは宋光復先生の一番弟子で、私とは一回り年が離れていました。私が入門した時にはすでに棋士としてキャリアを積んでいて、感覚的には同じ門下生というよりも、先生に近かったと思います。
練習対局はもちろん、検討もたくさんしていただきました。特に院生Aクラスでプロ入りをうかがえるようになってからは連日練習対局で鍛えていただいて、とても勉強になりました。13歳で入段できたのは安斎さんのおかげだと思っています。>
今年、世界選手権で優勝した一力遼棋聖が、安斎先生の弟弟子であることを私は初めて知りました。

いずれにしても、皆さまお疲れ様でした。
全てのプログラムが終了し、午後7時前には解散となりました。(塚)

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